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n8n×Geminiで完結!議事録の「コピペ・保存」を自動化する術

2026年1月25日
AI

n8nを利用して、議事録などの情報をGoogle Docsへ簡単にまとめるフローを開発

会社が成長しメンバーが増えてくると、情報共有のコストが急激に上がります。弊社でも、これまでスプレッドシートや個人のメモで管理していた業務の「自動化」が急務となっていました。

現在、Google Meetなどのオンライン会議は tl;dv で録画・要約していますが、課題は「対面での打ち合わせ」です。これまではiPhoneの録音アプリで文字起こしし、それを手動で生成AIに貼り付けてまとめていました。

今回は、この「コピペ作業」すらなくすため、iPaaS(ワークフロー自動化ツール)の「n8n」を利用して、チャットに投げるだけでGoogleドライブに議事録が自動生成される仕組みを構築しました。

1. 準備するもの

エンジニアがいなくても、以下のツールがあれば構築可能です。

  • n8n ( https://n8n.io/ )
    • 複数のアプリをつなぐ「ハブ」となるツールです。クラウド版のほか、自社サーバー(VPS)で動かすことも可能です。
  • Google Gemini API (Gemini 1.5 Flash)
    • Googleが提供する高性能AI。無料枠(Free Tier)が非常に充実しており、今回のような議事録要約には最適です。
  • Google Cloud Platform (GCP) アカウント
    • GeminiのAPI Keyを取得するために利用します。
    • n8nからGeminiを利用するための認証も必要なので、ここから設定します。

2. 実装するn8nワークフローの全体像

n8nには、ChatGPTのようなチャット画面(Chat Input)を作成できる機能があります。今回は以下のシンプルな流れを実装します。

ステップ1:ノードの配置

  1. When Chat Message Received: 入力窓を作ります。
  2. AI Agent / Chain: 要約のメインエンジンです。
  3. Google Gemini Chat Model: モデルに「Gemini 1.5 Flash」を指定します。
  4. Google Drive: 最後に、指定したフォルダにドキュメントとして保存します。

3. Geminiのプロンプト設定(ここが重要!)

Googleドキュメントに書き出す際、通常のMarkdown(# や )だと記号がそのまま表示されてしまいます。そのため、「記号だけで構造化する」**指示をシステムプロンプトに組み込みます。

System Prompt

# Role
あなたは、会議の議事録を整理・清書する専門の事務局担当です。
Google Docs APIを通じて文書を作成するため、Markdown記号に頼らず、テキストの配置と記号で構造を表現してください。

# Output Guidelines (Google Docs API Optimized)
1. \*\*見出しの表現\*\*: 
   - API経由ではMarkdownが効かないため、見出しは 【 】 や \[ \] を使い、前後に空行を入れて目立たせてください。
   - 例:【1. 議題詳細】
2. \*\*箇条書き\*\*:
   - \`\*\` や \`-\` を使用してください。階層構造にする場合は全角スペース等でインデントを表現してください。
3. \*\*重要事項\*\*:
   - 重要な箇所は「※重要:」や「【決定事項】」という接頭辞をつけてください。
4. \*\*HTMLタグの使用\*\*:
   - もしn8nのGoogle Docs Nodeで「HTMLとして扱う」設定が可能な場合は、基本的なHTMLタグ(<b>, <h1>, <li>)を使用してください。
   - ※今回は最も汎用性が高い「記号による構造化」で出力します。

# Format Layout
■ 会議名称:\[タイトル\]

【1. 開催概要】
・日時:
・場所:
・出席者:

【2. 議題と審議内容】
(議題ごとにセクションを分け、経緯と結論を記載)

【3. 決定事項】
(合意された内容を簡潔に列挙)

【4. 次回アクション(ToDo)】
□ 担当者:タスク名(期限:MM/DD)

# Constraints
- Markdownの記号(# や \*\*)は一切使用しないでください。
- 文末には「以上」と記載してください。
{{ $json.chatInput }}

4. 実際に動かしてみた結果

Gemini 1.5 Flashは驚くほど高速です。iPhoneの録音から生成された、少し読みづらい生テキストを投げても、瞬時に「誰が何を決め、次に何をすべきか」が整理された状態でGoogleドライブに保存されました。

これまでは…

  1. ChatGPTを開く
  2. プロンプトとテキストを貼る
  3. 結果をコピーする
  4. Googleドキュメントを新規作成して貼り付ける
  5. 名前をつけて保存する

という 5つのステップが必要でしたが、この仕組みにより「チャットに貼るだけ」の1ステップに短縮。体感的なスピードは10倍〜20倍になりました。

5. まとめ

Gemini Flashの無料枠を活用すれば、実質ランニングコストを抑えたまま、社内のDXを加速させることができます。

「エンジニアがいないから自動化は無理」と諦めるのではなく、n8nのようなノーコードに近いツールと、Geminiのような手軽なAIを組み合わせることで、現場の負担は劇的に減らせます。

今後は、この仕組みをSlackと連携させ、会議が終わった瞬間にチャンネルへ議事録が投稿される仕組みへとアップグレードしていく予定です。

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